

木の美しさと和のぬくもりが心豊かに感じられる大館工芸社の曲げわっぱは、日本三大美林のひとつ「天然秋田杉」で造られた均一で美しい木目を活かした国指定の伝統工芸品です。
日本各地に様々な曲げ物がありますが、その中でも伝統工芸品と指定されているのは大館曲げわっぱのみであり、その優れた技術を評価されています。
耐久性の良さはもちろん、“夏は保冷、冬は保温”と、自然の力を最大限に活かした曲げわっぱは、秋田杉がまるで呼吸するかの様にご飯の水分を吸い、湿気をほどよく保つ事で、ふっくらとしたおいしさを保つことできます。
そして曲げわっぱで使用されている杉の木は殺菌効果があり、ご飯が傷みにくいというメリットが。
開けた時に感じる木の香りは、リラックスしたい休憩時間に癒やしをもたらしてくれます。
プラスチックやステンレスのお弁当とは違い、木製品の曲げわっぱは、使えば使うほど色味が落ち着き、風合いが変化してきます。その分寿命が短いという欠点もありますが、丁寧に使用上の注意を守りながら使うと、味が出る自分だけのお弁当箱を長い間楽しめます。
そしてなんといっても木製品で造られた曲げわっぱは、軽くて丈夫。扱いにくいイメージが先行してしまいがちな曲げわっぱですが、大館工芸社の曲げわっぱはウレタン塗装を施しているので、唐揚げはもちろん、チャーハンやナポリタンなどどんな料理もおまかせ。使用後は普段お使いいただいている食器用洗剤でしっかり洗うことができます。
曲げわっぱは、杉を煮る、曲げる、綴じる、縫うの工程を、職人が一つ一つ丁寧に仕上げていきます。
職人の手によってよく研かれた杉の木地の触り心地は、時間が経ってもすべすべの触り心地。
曲げわっぱの歴史は古く、秋田杉で曲物が作られるようになったのは約1300年ほど前。大館郷土博物館には推定10世紀初頭に制作された曲げわっぱが所蔵されており、驚くことに現在とほぼ同じカタチをしています。
歴史がありながらも、シンプルで生活に馴染む曲げわっぱ。是非、生活の一部に取り入れてみて下さい。
オオダテコウゲイシャ

1959年、堺谷哲郎が創業。
製材、曲げ加工、桜皮縫い、底入れ、仕上げまで一貫して行なっています。
曲げわっぱをつくるのは、伝統工芸士5名を含む30名の職人。
伝統的な曲げわっぱはもちろんのこと、現代のライフスタイルにあった
さまざまなデザインの曲げわっぱをつくり続けています。