

木本来の味わいを感じられる「節」をそのまま椀に閉じ込めた「mebuki仙才椀」は、「硬くて刃が傷みやすく挽きづらい」「節からひび割れることがある」「全体数からしたら少ないので扱いづらい」など、使用するには全く問題のないことが理由となり廃棄処分となっていた従来の製法を再定義し生まれた商品です。
芽節があるからこそ、新しい芽が出て成長する。「芽吹く」は、幸運が巡ってくるという意味もあるそう。
植物が長い冬を耐え春に芽を出すように、長い間の努力が報われるという含みを持つ”mebuki”を赤ちゃんのお誕生、ご入園、ご入学、ご結婚、人生の新たな門出など様々なお祝いにぴったりのアイテムです。

芽節の縁取りには蒔絵師の手によって金が施されています。これは、芽節が持つ自然の秘めたる力、そして夫々の芽節は世界で一つしか存在しないという価値そのものを際立たせるためのもの。表面は山中漆器ならではの拭き漆という手法で、何度も丁寧に漆を重ね、木そのものの表情を損なうことなく、表面を強く、美しくすることが出来ます。一つとして同じ表情のない「木」。一つ一つがあなたの、あなただけの器になる。これは木という自然素材が持つ素晴らしい一面です。

木の温もりはものを大切にする心を育てます。漆仕上げで、全てが自然素材で作られているから安心して使っていただけます。小さな子供も大切なものは触れば分かるもの。大人はもちろん、小さなお子様にこそ使って欲しい商品です。一人ひとりが違うように、mebukiが持つ芽節も年輪も一つとして同じものがない一品もの。そんな感覚をmebukiと一緒に育んであげたい。木はしっかりと丁寧にお手入れすれば20年も30年も使えます。良いものを小さい頃から長く大事に愛用して欲しい、そんな想いでmebukiは職人によって大切に造られています。
しょうずしっこう

匠の高みを目指して。匠頭漆工(しょうずしっこう)は創業以来70年以上、 毎日毎日“木”と向き合い、挽き続けてきた石川県加賀市山中にある木地屋です。 山中漆器は、山師から始まり、荒挽き屋、木地屋、塗師屋の手を経て一つの器が出来上がります。 漆を塗る前、木を削り出し器を形作ることが私たち木地師の普段の仕事です。
私たちが培ってきた技術、経験、知識は、木を支配することなく調和する。 木という自然素材と共に歩むことを真正面から受け止め、木と対話しながら伝統的な技術と、 独自の乾燥技術や鉄鋼旋盤という量産を可能にした轆轤挽きという現代の技術を融合させました。 木地師の作業は常に緻密で、高い技術が必要な作業です。
故きを温ねて新しきを知る。
木を知り尽くした私たちだからこそ、生み出せるものがあります。